金を払わない"表現の自由戦士"達

先月から起こっている、ミニストップ(株)が千葉県千葉市内で経営するコンビニ店舗での、成人向け雑誌の取り扱いを2018年1月で止めるという騒動に関して、思った事が有った。

 

この件に関しては、これまで下記の様に記事を書いて来た。

これまでの記事にも書いている事だが、この問題が「表現の自由に関する問題であり表現規制である」と言うのであれば、この件について文句を言うべき先は、千葉市長の熊谷俊人氏ではなく、ミニストップ(株)及びイオングループとなるのが筋だ。

 

しかし、この件を「表現の自由の問題であり表現規制だ」と言っている人々は一向に、ミニストップ(株)及び、イオングループに矛先を向けようとしない。

 

これは何故なのか。

簡単な話だ「企業は金で動く」が、「政治家は金を払わなくても動く」と、彼らは考えているのだろう。

「企業を動かすには金が必要だが政治家は文句を言えば考え方を変えてくれるかもしれない」と彼らは考えているから、より動かしやすい政治家へと矛先を向けているのだ。

ところで、Twitterを少し見ていたら「筋の通らない論調で"表現の自由"を主張する者の事を"表現の自由戦士"と表する」のだというツイートを目にした。

なのでレッテル貼りは好きではないが、今回に限り、分類上その言い方を使わせてもらう。

要は、今現在「表現の自由」を主張して熊谷俊人氏(千葉県千葉市長)に矛先を向けている、"表現の自由戦士"達は、「金を払えば解決できる問題に、金を払わずに自分達の言い分を聞かせようとしているクレーマー」と変わらないのだ。

勿論、"表現の自由"を主張する者が皆"表現の自由戦士"であるとは思っていないので、その点はご理解頂きたい。

 

その上で…。

 

名無しの写真家は、"表現の自由戦士"達が「金を払えば解決出来る問題を、金を払わずに自分達の言い分を聞かせようとしているクレーマー」でないのならば、彼らが現在、熊谷俊人氏に向けている矛先をミニストップ(株)及びイオングループに向け直すべきだと、ここに意見を述べて置く。

 

名無しの写真家 拝名無しの写真家 拝