視点を変えて捉えると…

最初にこの記事を読んだ時、日本の政府というのは頭が悪いのだろうかと思った。

東京五輪 開会式前後で4連休 閉会式3連休 法律が成立

2018年6月13日 11時53分

東京オリンピックによる交通機関の混雑緩和のため、3つの祝日を移動して開会式当日などを休日にし、開会式の前後が4連休、閉会式の前後が3連休となる法律が参議院本会議で可決・成立しました。

成立した法律では、東京オリンピックが開催される2020年に限って、7月第3月曜日の「海の日」を開会式前日の7月23日に、10月第2月曜日の「体育の日」を開会式当日の7月24日に、8月11日の「山の日」を閉会式翌日の8月10日に、それぞれ移動させるとしています。

これによって、2020年は7月24日のオリンピックの開会式を挟んで4連休に、8月の閉会式を挟んで3連休になり、交通機関の混雑緩和につながるとしています。

法律は13日の参議院本会議で採決が行われ、共産党などを除く各党の賛成多数で可決・成立しました。

また、東京オリンピックパラリンピックを機に、2020年から「体育の日」の名称を「スポーツの日」に、「国民体育大会」を「国民スポーツ大会」に改める改正スポーツ基本法なども可決・成立しました。

 

「連休使って見に行く」「東京なのになぜ全国休み」

 

東京・新橋ではさまざまな声が聞かれました。

30代の会社員の男性は「オリンピックは楽しみにしているイベントなので、連休は助かります。連休を使って会場に見に行きたい」と話していました。

50代の会社員の男性は「通勤する人が多いとオリンピックを見に来た人が困ると思うので、連休になってよかったです。家でゆっくり観戦したいです」と話していました。

60代の事務員の女性は「連休はうれしいが、オリンピックのためになぜそこまでする必要があるのかと疑問です。連休になってもみんなが休めるとは限らないし、オリンピックは国ではなく東京都が誘致したものなのに、日本すべてを休みにするのはおかしいと思います」と話していました。

 

森会長「喜ばしい」

 

東京オリンピックパラリンピック組織委員会の森会長は「われわれにとってだけでなく、東京都や国民の日常生活にとっても喜ばしいことだと思う。大会にまつわる輸送は心配なこともあるが、これで準備はできた。大事なのはこれからだ」と述べました。

組織委員会は国内外の要人や観光客の移動が集中すると見込まれる開会式の前日と当日、閉会式の翌日の3日について、通勤や通学などを抑えて交通機関の混雑を緩和しようと超党派国会議員でつくる議員連盟に祝日にすることを要望していました。

また、スポーツ選手のドーピングの検査体制を充実させることなどを盛り込んだ「ドーピング防止活動推進法」が可決・成立したことについて、森会長は「ドーピング対策の法整備の必要性を訴えてきた中、東京大会の開催が後押しになったと思う。これで日本は世界の水準に追いつけるのではないか」と話していました。

(引用元:NHK_NEWS

休日を移動させて連休にする必要が何処にあるのだろうか?

その年だけ特別に、オリンピックの開会式・閉会式の前後に休日を作って連休にすれば良いのではないだろうか?

…と思ったので休日の制定に関して調べてみた。

その結果解った事だが、法案制定の手続きの問題で、「その年だけ特別に休日を増やして連休にする」よりも、「既に存在している休日を移動させて連休にする」の方が手続きが簡単だという事らしい。

要するに、政府で仕事をしている人も人間なのだから面倒臭い手続きは増やさず、最小限の手間で対応したいと考えているのだろう。

だとしても、国民の一人としての立場で言わせて貰えば、その年だけ特別に休日を増やして連休にする形にして欲しかったなと思う。

 

名無しの写真家 拝名無しの写真家 拝