表現規制反対派の、あの議員が自民党に?

表現規制反対派で、ネット上では有名な人物…。

前々回の参議院議員選挙で当選して、前回の参議院議員選挙で落選して…という経歴の持ち主だったか?

ネット上では有名だけれど、活動のアピールの仕方等を見ていると、イマイチ信用できないと言うか、本当に表現規制反対のために活動してるのか?と疑問を呈さずにはいられない人物。

参院比例に山田太郎氏=自民

2019年03月01日14時43分

自民党は1日、今夏の参院選比例代表の候補に旧みんなの党などで参院議員を務めた元職の山田太郎氏(51)を決めた。

(引用元:時事通信社

そんな、彼が今夏の参議院議員選挙自民党から立候補するというニュース。

Wikipediaを参照すると、どうやら議員になるまでの経歴は慶應義塾大学卒の実業家だったらしい。

2010年、第22回参議院議員通常選挙みんなの党比例代表候補として立候補するも落選(当選者は7名で山田は10位だった)。

2012年、12月14日に比例区の上位当選者の第46回衆議院議員総選挙への立候補に伴う自動退職により比例8位の真山勇一、同9位の藤巻幸大とともに繰り上げ当選となった(山田は10位)。

2014年、みんなの党が解党し、所属していた参議院議員のうち6名で2015年1月1日付けで新会派日本を元気にする会(元気)を結成。

2015年、政党としての元気の結党に参加し、政調会長・幹事長代行に就任する。

2016年、元気に対して離党届を提出、4月26日におおさか維新の会への入党が了承された。第24回参議院議員通常選挙では埼玉県選挙区の同党の公認候補者として発表されたが、翌27日に比例代表ではなく埼玉県選挙区の候補者とされたことに異を唱え、おおさか維新に対して離党届を提出した。これに対し、おおさか維新側は「埼玉県選挙区での出馬は了解の上での入党だった」として離党を認めず、除名処分とした。また、元気も保留されていた離党届を受理した。離党後も元気会派には所属していたが、6月8日に新党改革から比例区公認候補として立候補することが発表された(改革へ党籍は置かず無所属のまま)。

(引用元:Wikipedia

2010年、落選

2012年、上位当選者の辞職に伴い(2010年の結果を元に)繰り上げ当選

2016年、落選

という流れなのだが、この2010年~2016年までの間だけで

みんなの党→日本を元気にする会(みんなの党解党に伴う移籍)→おおさか維新の会→新党改革と、4回も政党を移り変わっているのだ。

一つの政党にどっしり腰を据えて、その党の方針に沿った行動をする事が好まれる政治の世界に於いて、これだけ政党を移り変わるというのは確かに信用できない面がある。

今時、何処の政党にも「党議拘束」という物が存在する。

党議拘束

主に、議会で採決される案件に対し、党全体の意思としてあらかじめ賛成するか反対するかを決めておき、所属議員の表決行動を拘束する。個々人の自由意志で賛否を表明することは容認しない。ひとつの政党が結束して行動するための手段として用いられる。

(引用元:Wikipedia

彼は、この「党議拘束」という仕組みに異議があると前回の選挙の時の政治方針として述べていた。

そんな事を述べていた人物が 、ここに来て自民党からの出馬だ…、勿論自民党も彼の事をそこまで深くは信用していないだろう。

当選した後に離党等でもされたら彼の分の票が無駄になる。

そうならないために、自民党側から表面化出来ない何らかの制限がかかっている事だろう。

そういう所、自民党は実に強(したた)かだ。

 

実際、「党議拘束に縛られる結果になるのではないか」という人は少なからずいる。

また、彼の政治活動の方針はどちらかと言えば左派寄りだ。

そのため、彼の支持層には自民党嫌いな人が少なからずいる。

そういう自民党嫌いな層の支持者にも「山田太郎が出馬してるんだから」と自民党への投票を押し付けようとする支持層も出てくるだろう。

そういう支持層は前回の参議院議員選挙の時に少なからず存在し、同調圧力に辟易していた人達が居るのも知っている。

そういう所があるのも踏まえて自民党は、彼(山田太郎)を制御できる方法があると考えているのだろう。

懐が広いというより、やはり自民党は強かなのではないかと思う。

そう、この「自民党から出馬する」という事について事前に聞かされていたであろう山田太郎氏の関係者の誰もが、歯に物が詰まった様な言い回しをしている所にも、自民党党議拘束に氏が飲み込まれる懸念があるのだろう。

 

…と、まあ、ここまで書いておいて何だが。私は冒頭で述べた様に、山田太郎氏について、これまでの経歴からイマイチ信用していないし、最近の自民党のやり方にも不信感が有るので、私の投票行動にはこの出来事は影響しない。

 

名無しの写真家 拝名無しの写真家 拝

 

なお、この人の意見が頷ける物が有った。