世の中には「語ったら負け」な物がある~『グレタ・トゥーンベリ騒動』に思う事~

語ったら負けな物

世の中には「この出来事について語ったら負け」な物というのが時々ある、とブログ主は考えている。 

最近ニュース等で少しばかり話題になっている、グレタ・トゥーンベリという活動家もその類だろう。

故に、この出来事については、私はこの記事以外では一切語るつもりが無い事を先に述べて置く。

グレタ・トゥーンベリについて

知らない人のために説明すると、グレタ・トゥーンベリというのは、スウェーデン人の活動家だそうだ。

活動目的は「地球温暖化と気候変動の阻止を求めるため」。

2003年1月3日生まれ(2019年9月27日現在、16歳)

2018年8月20日、トゥーンベリはスウェーデン国内で起こった熱波と山林火災を受けて9月9日に行われる総選挙まで学校に通わないと決め、政府にパリ協定を遵守する形で二酸化炭素排出量を削減することを要求し、リクスダーゲンの前で毎日学校が開かれている間に「Skolstrejk för klimatet」(気候変動問題のための学校ストライキ)と書かれたプラカードを掲げて座り込みを行った。総選挙後も毎週金曜日のみながら座り込みを継続したことにより世界の注目を集めるようになり、トゥーンベリもまた世界中の学生に学校ストライキを呼びかけるようになった。

(引用元:グレタ・トゥーンベリ - Wikipedia

活動を始めた動機からして何処か胡散臭い。

 

学校に行かないというストライキを始め、世界中の活動に賛同する人へストライキを呼び掛けたそうだ。

2019年3月15日金曜日に「未来のための世界気候ストライキ」を実施、同年5月に第2回を行い、国連気候会議やEU議会でスピーチをし、ノーベル平和賞の候補にもノミネートされ、TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。

2019年9月23日開催の「国連気候行動サミット」でスピーチするため、環境への負荷を抑えるため飛行機を使わずCO2排出量ゼロのヨットで15日間かけて大西洋を渡り渡米した。

大西洋航海成功後に国連の温暖化対策サミットに登壇し「(あなたたちは)経済成長の話しかしていない」「あなたがたは私たちを裏切っている。でも、若い人たちはあなたの裏切りを悟りはじめている」と語り、気候変動への本格的な取り組みを訴えた。

(引用元:グレタ・トゥーンベリ - Wikipedia

この、国連のサミットでの演説が賛否を呼び、話題となっている。

 

何が話題になったのか?

この16歳の少女の何が話題になったのか?

国連のサミットでの感情を露にして環境問題について訴えかける演説、それに対し。

「16歳でここまで言えるのは凄い」という声と、「16歳の女の子が国連で簡単に演説出来ると思うか?裏に親なり、この子を盾にしている環境保護団体がいるんだろう?」という声が上がり、この二つの意見で賛否両論となっている。

日本での賛否をざっくりと分けて見ると。

「16歳でここまで言えるのは凄い」と言っている人には野党支持、政権批判派が多く

「16歳の女の子が国連で簡単に~」と言っている人には与党支持、政権支持派が多い。

 

ブログ主の意見

「世界で最も影響力ある100人に選ばれた」とあるが、ブログ主は、この人物の名前を国連での演説の騒動で話題になるまで知らなかった。

日本人で、この人物の活動に国連での演説以前から注目していたという人が果たしてどれだけいるのだろうか?

話題になるまで知らなかった人の方が多いのでは?

そういう意味では、TIME誌の基準というのも雑な物だと思う。

 

この少女の背後に、この子を盾にしている親なり環境保護団体がいるのかについては、間違いなくいるだろうと見ている。

その前提で話すが、この少女について否定的な人は、この騒動について「語ったら負け」だと私は考えている。

語る事で、グレタ・トゥーンベリという名前はどうしても広がってしまう。

名前が広まる事で知らなかった人の中から賛同者が増える。

裏に何が有ろうが、無視して話題にしない事が一番の対処だろう。

その辺りを考えずに、この騒動について否定的な意見を述べている人をネットの各所で見かけるが、この少女及びこの少女の背後にいる、この少女を盾にしている存在にとっては「話題にしてもらえれば勝ち」なのだ。

 

故に、私はこの騒動について、この記事以外で語るつもりは無い。

否定的な意見を述べている人に「もっと無視すべきでは?」と思うのだ。

 

名無しの写真家 拝名無しの写真家 拝