「安倍内閣≠自民党」という考え-森友・加計問題に思う-

森友・加計問題に思う

昨年(2017年)2月から国会で野党が与党を糾弾している森友学園問題、この記事を書いている2018年4月上旬現在、理財局だか何だか言う機関の文書が「改竄されていた」という野党と「改竄ではなく文言を書き換えただけ」という与党が国会で争う形になり、証人喚問等も行われている。

この流れに対する意見はTwitter上で見る限りでは与党側寄りな人と野党側寄りな人で全く真逆な意見になっている。

正直、森友・加計問題に関する報道を見ていて思うのは「うんざりする」という事だ。1年以上に渡って与党も野党もこの問題を国会で議論している。

しかも1年以上に渡って長々とこの議論が行われているせいで、最早誰の言っている事が正しくて誰の言っている事が間違っているのかが、情勢が複雑化し過ぎていて理解に追い付けなくなっている

毎日国会中継を見ているという人でもない限り、こういう感じで、森友・加計問題に関して理解に追い付けなくなっている人は少なくないのではないだろうか?

与党も野党も、こんな下らない議論で国会をこれ以上停滞させないで欲しい、という気持ちになる。 

野党側の問題

この問題を敢えて議論の題材として上げ続けているのは野党側なのだろうという事は国会中継等を見て居れば解る。この点については、野党側の与党糾弾の方法が筋悪だと言わざるを得ない。

こういう糾弾は下手に長引きそうな題材を選んで糾弾するより、すっぱりと決着がつく上に後腐れの無い題材を選んで糾弾した方が見ている人から良いイメージを持たれるだろう

 

与党側の問題

それが解ってやっているのかどうかは解らないが、与党側も与党側でわざと長引く様に答弁している印象がある。その中でも、特に答弁内容が回りくどくて何を言っているのかが解り難いのが安倍首相だと思う。

こういう回りくどくて聞いている人に「何を言っているのか解らない」と思わせる答弁は駄目だ。自分及び、自分周辺の人物の身に後ろ暗い所が無いのなら、野党側からの糾弾に対して「YES」か「NO」のどちらかだけできっぱりと答えれば良い

それをせずに一つ一つの糾弾に対して回りくどく説明している所が安倍首相のおぼっちゃまな所なのでは無いかと思うが。

 

安倍内閣自民党

幾つかのテレビ局の世論調査では、森友・加計問題が長引いている事で与党側は支持率が低下しているという。だが、Twitter等でのアンケートを見ると、野党側の支持率が低下しているという結果が出ている。

実際には、この問題が長引く事で、国会という物に対し嫌気がさし、与党も野党も等しく支持率が低下しているという所なのだろうと思う。

 

そんな中で、Twitterでこんな意見を述べている人を見付けた。

 まだ、こういう事を言っている人はTwitter上ではそこまで多くないが、「安倍政権」と「自民党」は「=(イコール)」ではなく「≠(ノットイコール)」だという考え方

確かにその通りだ、森友・加計問題が長引いている事で、与党にも野党にも嫌気がさしている人もいるだろう。

だが、「野党は支持できないから安倍内閣を支持します」という考え方は無知な考え方だと私も思う。

自民党安倍内閣」ではない自民党自民党」、「安倍内閣安倍内閣」それぞれ別の物なのだ。

森友・加計問題に関しては、糾弾している野党も野党だが、その糾弾に対してまともな対応が出来ていない安倍内閣安倍内閣だ。特に、安倍首相と麻生財務大臣の答弁は回りくどくて長々しくて、売られた喧嘩を買っているという印象が強い安倍首相と麻生財務大臣がいるだけで、安倍内閣は支持したくないという気持ちにすらなる。だが、それと自民党を支持するかしないかは別。与党を支持するか野党を支持するかではなく、「自民党は支持するが安倍内閣は支持しない」という考え方をする人がもう少し増えた方が良いのではないかと思う。

 

では、誰が首相なら良いのか?

では、自民党は支持するが安倍内閣は支持しないという層の一人である私から見て、安倍首相に代わる首相は誰が良いのかという事になると、1981年4月14日生まれ、2018年現在では36-37歳と若手であり政治家としての経験は少ない方ではあるが…、小泉進次郎が今こそ首相になるのが良いのではないかと思う。

政治家の世界は年功序列な所が有り「年齢が高い=経験が豊富」と見做されがちだ。その年功序列感が政治家の世代交代を妨げ、60歳~70歳前後になるまで内閣総理大臣になれないという悪習を生み出しているのだろう。

そういう政治家の世界の悪習に対してメスを入れるためにも…、まだ40歳手前という今のタイミングで小泉進次郎に首相になって欲しい自民党は支持するが安倍内閣は支持しない」層の一人である私は思う

10年後・20年後の首相ではなく、今、40歳手前という年齢で首相になる事が小泉進次郎には必要なのではないかと考えている。

 

名無しの写真家 拝名無しの写真家 拝