怒りをぶつける先を用意すれば、国は栄える

先日、こんな記事を書いた訳ですが…。

Twitterで、似た様な事を指摘しているツイートを見かけました。

そう、インターネットが無かった頃は、人は情報を手に入れるには自分の足で走り回るというのが基本で、その次に来るのが、テレビのニュースを見る事、新聞記事を読む事だった。

それが、インターネットの発達に寄って変化した。

自分の足で情報を得るために走り回る必要は無くなり、家の中にいて、パソコンの前に居れば、情報は幾らでも入って来る様になった。

情報が無駄に垂れ流される様になったと言っても良い。

 

そうなるとどうなるか。

 

情報が無駄に垂れ流されるという事は、垂れ流される情報の中に質の低い情報が増える…という事だ。

そうして増えて来た質の低い情報、言い換えれば情報を流す人間が「この情報を読んだ人にこういう動きをして欲しい」と思う様な情報に簡単に踊らされる人間が増えて来る。

こういう人間が増えた結果が最近話題になっている「日大アメフト部問題」だろう。

はっきり言ってしまえば当人同士の問題である。

しかし、「当人同士の問題だとしても、外野の俺が許せない」そういう下らない正義感で日大側を真実も解らないまま批判する。

怒りで動く人々は操り易い、怒りを持たせる事の出来るニュースを広めれば視聴率を集めやすい。

だから、メディアもそういうニュースを積極的に広める。

 

庶民を"メディア"が操り、"メディア"を"国家"を運営する存在が操るというピラミッドが出来ればどうなるか?

庶民が気付かない内に国に操られる国家の出来上がりだ。

国会議員だけが富裕層となり庶民は貧困を極めて行く格差社会

国会議員や首相をやっている人間にとって庶民はどれだけ貧困になろうが問題無い。

今の日本は国民が多すぎる。

寧ろ庶民がもっと貧困になって自殺なり餓死なりして国民が減ってくれた方が良いと、国会議事堂に居る様な人達は考えて居るだろう。

 

庶民が怒りをぶつけるための適当な矛先さえ用意すれば、国は栄えるのだ。

この場合の国と言うのは、"首相や国会議員等の国会議事堂に入る資格のある富裕層だけを国民とした国"だが。

 

日大アメフト部の問題に憤っている人達をTwitterで見て「こういう人達が居る限り、国会議事堂に入る資格のある人間は安泰だろうなあ…」という事をふっと考えた。

 

名無しの写真家 拝名無しの写真家 拝