旗頭が枝野では、まとまる話もまとまらない
2019年2月10日 21時14分
立憲民主党の枝野代表は長崎県諫早市で記者団に対し、次の衆議院選挙で与党を過半数割れに追い込み野党で連立政権を組むことも念頭に、政権構想の準備に着手する考えを示しました。
この中で枝野代表は「野党第1党の党首として連立政権をつくる場合の責任があるので、衆議院が解散したら各党が政策の違いはあるけれど『当面、総選挙後の4年間ではこれをやる、これはやらない。例えば、憲法は変えない』というような旗を立てる」と述べました。
そのうえで枝野氏は「これに賛同していただける方はどなたでも一緒に連立を組もう。その方々が過半数を占めれば枝野政権ができる。十分、自民党と対抗できると思って、今から着々と準備を進めたい」と述べ、政権構想の準備に着手する考えを示しました。
(引用元:NHK_NEWS)
最初に言っておくと、当ブログの主は、自民党(及び、安倍内閣)を信用していない。
だが、このニュースを見て思ったのは「旗頭が枝野ではまとまる物もまとまらないだろう」という事だった。
第二次世界大戦後から2019年2月10日現在までの間で、任期満了に伴い行われた衆議院議員総選挙は、1976年12月5日の「第34回衆議院議員総選挙」のみで、それ以外は解散に伴う物ばかりなのだが。
直近の衆議院議員総選挙は、2017年10月22日に行われた「第48回衆議院議員総選挙」となる。
衆議院議員の任期は(2019年2月現在)4年となるため、任期満了まで待たなければならない場合、次の衆議院議員総選挙は2021年11月頃となる。
今から2年10カ月近くも先の話だ。
2年後に与党を過半数割れに追い込むために今から野党連合の準備をすると言われても、政治家なんて思想の違う集団の寄せ集めだ。2年も連合を維持する事が難しいだろう。
仮に近々衆議院議員解散に伴う総選挙が行われるとすれば、野党連合案を今発表するのは遅すぎるという印象にならざるを得ない。
総じて、枝野の行動は「帯に短したすきに長し」だ。
また、「第48回衆議院議員総選挙」後に発足した国民民主党は、反枝野思想の党員に寄り構成されている部分があるため、立憲民主党の枝野が代表である限り野党連合に合流する事に良い返事はしないだろう。
本気で政権奪取を狙うなら先ずは枝野が代表の座から退く必要があるだろうが、枝野は枝野で、自分には野党連合をまとめられる力が有ると思っているだろうから退くなんて考えは無いだろうし…、「誰も連合に入らず連合が成立しない」か「枝野が代表面している事に不満が生じ連合が空中分解する」かのどちらかになるのは容易に予想できる。
名無しの写真家 拝