読みもせずに「いいね」を付けられても
最近、ブログ記事の更新をTwitterでツイートすると、ツイートから数分と経たない内に「いいね」が一個か二個付く事が有る。
どうやら、この「いいね」を付けている人はブロガーらしい。
ブロガーの人が、他人のブログ更新報告ツイートに「いいね」を付けるのだから、当然、リンク先の記事を読んだ上で「いいね」を付けているのだろうと思うが…、どうもそうではないらしい。
Twitterには、自分のアカウントのツイートがどの程度他者に影響力が有るかを確認できる「ツイートアクティビティ」という機能がある。
この、「ツイートアクティビティを表示」という部分を押せば、「ツイートアクティビティ」が表示される。
例えば、上記のブログ更新ツイートのアクティビティの場合この様に表示される。
この「ツイートアクティビティ」という表示を見ると、「そのツイートからブログ記事を読んだ人が何人いるか」が解る様になっている。
例えば、このツイートに「いいね」を付けた人は「記事を読まずに「いいね」を付けている」という事がツイートアクティビティの内容から解る。
一体どういう事なのか、それを少し解説してみよう。
この様に、多数の反応があったツイートのツイートアクティビティには様々な情報が表示される。
- 「インプレッション」というのは、「そのツイートを何人の人が見たか」を指す
- 「エンゲージメント総数」というのは、「その下に書かれている全ての反応の合計値」を指す
- 「メディアのエンゲージメント」というのは、「そのツイートに写真や動画が添えられている場合、その写真や動画を拡大表示して閲覧した人の数」を指す
- 「プロフィールのクリック数」というのは、「そのツイートのリンクからツイート主のTwitterアカウントのトップページに飛んだ人の数」を指す
- 「詳細のクリック数」というのは、「そのツイートの詳細を閲覧した人の数」を指す
- 「いいね」というのは、文字通り「そのツイートに「いいね」した人の数」を指す
- 「リンクのクリック数」というのは、「そのツイートに何らかのURLが添えられている場合、そのURLを踏んだ(リンク先に飛んだ)人の数」を指す
- 「リツイート」というのは、文字通り「そのツイートを「リツイート」した人の数」を指す。
- 「返信」というのは、「そのツイートへのリプライ数」を指す。
つまり、記事を読んでから「いいね」を付けたのであれば「リンクのクリック数」が「いいね」の数と同数又は「いいね」の数を上回っているのが自然な流れとなる。
しかし、上記のブログ記事更新のツイートのツイートアクティビティには「リンクのクリック数」が表示されていない…つまり「リンクのクリック数」が「0」という事だ。
このツイートアクティビティから導き出される答えは、「この「いいね」を付けた人は、記事を読みもせずにツイートに「いいね」だけ付けている」という事になる。
読みもせずに「いいね」を付けるのには一体どういった意図が有るのだろうか?
「いいね」を付けているのがブロガーであるという事を踏まえると
「「いいね」を通して自分のTwitterアカウントを見に来て欲しい、自分のブログの記事を読みに来て欲しい。」
なのだろう。
だが、上記の様に「ツイートアクティビティ」を確認すれば実際にこちらの記事が読まれたのかどうかが解る。
読みもせずに「いいね」だけ付けられていると解って、相手の記事を読む気になれるだろうか?私なら、読む気にならない。
これは、そういう寒々しい「いいね」の付け方をする人に対して思う事だ。
自分のブログ記事を読んで欲しくて「いいね」を付けているのなら、その「いいね」は私のツイートに付けられても全く効果が無いと言わざるを得ない。
最低限、私の記事を読んで「コメントを付ける」なり「記事の感想をTwitterのリプライで送ってくる」なりしてくれないと、私の場合読まれた物とは思わない。
まあ、記事を読まれたからと言ってこちらが相手の記事を読みに行く義務がある訳でもないのだが。
自分の記事を読んでもらいたいなら、もっと別な事に手間をかけた方が良いのではなかろうか。
名無しの写真家 拝